2026/08/28 21:11


沖縄の夏を代表する、大切な行事「旧盆」。

全国的なお盆とは少し時期が異なり、

沖縄では旧暦の7月13日から15日にかけて、

ご先祖さまを迎え、家族で過ごし、

そして送り出す「旧盆」が大切に受け継がれています。


スーパーに旧盆用品がずらりと並び、地域ではエイサーの音が聞こえてくる。
沖縄に暮らしていると、この時期ならではの空気を感じることがあります。

今回は、そんな沖縄の旧盆についてご紹介します。


1日目|ウンケー ― ご先祖さまを迎える日


旧盆初日は「ウンケー(お迎え)」。


ご先祖さまを家に迎える日です。

仏壇には料理や果物などを供え、

家族でご先祖さまを迎えます。

沖縄の旧盆は、単なる年中行事というよりも、

家族とご先祖さまとのつながりをあらためて感じる時間でもあります。


2日目|ナカヌヒー ― ご先祖さまと過ごす日


2日目は「ナカヌヒー(中の日)」。


ご先祖さまが家にいるとされる日で、親戚の家を訪ねたり、

仏壇に手を合わせたりしながら過ごします。

地域や家庭によって過ごし方には違いがありますが、

親族が集まり、世代を越えて同じ時間を過ごすことも、旧盆ならではの光景です。


3日目|ウークイ ― ご先祖さまを送り出す日


最終日は「ウークイ(お送り)」。


旧盆の中でも特に大切にされている日です。

家族で仏壇を囲み、ご先祖さまに感謝を伝え、

あの世で使うお金とされる「ウチカビ」を

燃やして送り出します。

夜遅くまで家族や親戚が集まる家庭もあり、

沖縄らしい旧盆の風景が広がります。


エイサーも、旧盆と深くつながる文化

沖縄の旧盆と聞いて、エイサーを

思い浮かべる人も多いかもしれません。

旧盆の時期には、青年会などが地域を

練り歩きながらエイサーを踊る

「道ジュネー」が行われます。

太鼓の音、三線、掛け声。

遠くから聞こえてくる音が少しずつ近づいてくる――。
そんな光景も、沖縄の夏を感じさせてくれるもののひとつです。


受け継がれていく、沖縄の暮らし

ウンケー、ナカヌヒー、ウークイ。
ウチカビやエイサー。

旧盆には、沖縄で長く受け継がれてきた文化が

たくさん詰まっています。

時代とともに暮らし方が変わっても、家族が集まり、

ご先祖さまを想う時間は今も大切にされています。

観光地だけでは見えてこない、

沖縄の日々の暮らしの中にある文化。

Ryukyu Paletteでは、そんな沖縄の自然や文化、

食、暮らしをこれからも紹介していきます。


沖縄の色を、日常に。
Ryukyu Palette